UDTを使用するには、 前章で示されているように Default tag table に独自のタグを作成し、初歩的なデータタイプの1つを使用するかわりに生成した UDT の1つを選択します。 feeder モジュールについては、前章で入力と出力の両方の開始アドレスがバイト0であることを確認しています。そこで feeder モジュールの全入力を保存するタグと、 feeder モジュールの全出力を書き込むタグを作成します。

モジュールとUDTの割り当て例

トポロジーの例の章 で定義したモジュールを使って、各モジュールの入出力データを 前章 で生成したUDTに割り当てます。

Profinet名 モジュールモード ハードウェアカタログに記載されたDAP 入力UDT名 出力UDT名
feeder Full ZPA ConveyLinx in ZPA mode CLXZPA_IN CLXZPA_OUT
merge Full ZPA with Merger ConveyLinx merger CLXZPA_IN CLXZPA_OUT
divert ConveyLogix Interface ConveyLinx in PLC mode with ConveyLogix N/A N/A
workstation Full PLC Controlled ConveyLinx in PLC mode CLXPLC_IN CLXPLC_OUT
spur Reduced ZPA ConveyLinx in reduced ZPA mode CLXZPAmini_IN CLXZPAmini_OUT
reject Reduced PLC Controlled ConveyLinx in reduced PLC mode CLXPLCmini_IN CLXPLCmini_OUT

feeder モジュールの追加
workstation モジュールの追加
その他モジュールの追加

ConveyLogixインターフェースについてはどうか?

ConveyLogix インターフェースにはUDTは必要ありません。入出力データには定義済みの意味や操作がないためです。 ConveyLogix を使用するモジュールのI/Oデータは、32の入力バイトと32の出力バイト (16の入力ワードと16の出力ワード) からなる「空白」のブロックであり、これはプログラマーがアプリケーションに基づいて必要なだけ使用できます。

この例では、前述の モジュールから直接マッピングされていない未処理データ または タグにマッピングされたモジュールのデータ要素 のいずれかの方法で、divertモジュールにアクセスできます。