Extensions タブでは、1つの「マスター」 ゾーンに単一または複数のゾーンを延長あるいは「スレーブ(従属)」させることができます。例えば、ある長さのゾーンがあり、あるコンベアのラインに余分な部分ゾーンが必要な場合(搬送物集積のための機能的なゾーンにするには短すぎるが、同時に機械的にはそのゾーンにパルスローラを設置する必要があるほど長いような)です。この状況では、モジュールとパルスローラを設置したいがセンサーはなく、隣接する上流または下流ゾーンも動作している時に、このゾーンでパルスローラを起動させたい、要するに、この部分ゾーンを隣接するゾーンの論理的な延長にしたい訳です。
Eリフトゲート用延長ゾーンの使用例
コネクションタブから選択できる延長モード設定の一般的な使用方法は、電動リフトゲートです。
この例ではコンベアの昇降またはゲート部分のモジュールにはパルスローラがあり、フォトセンサーはありません。ゲートが下がっている時の通常の動作は、「1つの長い論理ゾーン」を作成するように、ゲートのパルスローラがそのすぐ下流ゾーンが動作する時に起動することです。これは、もし搬送物がノード192.168.26.24の上流ゾーンに集積されていれば、ノード192.168.26.22の下流ゾーンに到着した搬送物は停止して集積され、 ゲート部分で積荷が論理的に集積されたり止められたりすることがないことを意味します。この達成のためには、ノード192.168.26.23に下流の隣のノード 192.168.26.24の延長になるよう指示することが必要です。 | ||
アドバンスドダイアログ でノード4に移動し、 Extensions タブをクリックします。ノード4のIPアドレス192.168.20.24が入力されていることに注意してください。ドロップダウンボックスで、Downstreamを選択し、Applyをクリックします。完了までには数秒かかることがあります。 | |
Applyをクリックすると画面が更新され、モジュールが下流の隣のExtensionまたは「Slave」として構成されたことが表示されます。 | |
ノード3に戻りConnectionsタブを見ると、ノード3の下流接続がノード4ではなく、ノード5になっていることがわかります。 | |
そして、ノード5に移動すると、上流接続がノード4ではなくノード3になっていることがわかります。 | |
ノード4に移動すると、ノード5の延長として設定されていることがわかります。 |