ダイアログの下にある、 Look Ahead & Timing タブの Enable Reversing Conveyor Control on Downstream Control Port にチェックボックスがあります。コンベアの反転制御モジュールのサブネット全体に適用され、この機能に使用されるコントロールポートは常に 最上流のConveyLinx の下流ゾーン側に割り当てられます。

このチェックボックスは、サブネット内の最上流にあるモジュールのみにチェックを入れるようにしてください。

ZPA反転制御のための実践的前提条件

  • センサーは各ゾーンのすぐ近くか中央に配置する。
  • 全製品の 長さ同一 か、極めて同一に 近い ものであること。
  • インダクトフォワードインダクトリバース が設定されていること。

反転制御の例

コントロールポートへの有線入力信号を利用したコンベアの反転は、91ページの反転制御の章で示されているようにEasyRollで有効になります。図61は単純な8ゾーンの例で、どのコントロールポートのどの信号が制御を行うかを示しています。サブネット内の全モジュールに適用されている反転機能は、1つのサブネットに含めることができる最大数までのゾーン数で作動します。

動作手順

正方向

  • xxx.xxx.xxx.20モジュールの下流コントロールポートAで全信号OFF。
  • 上流コントロールポートを使用して、最上流ゾーンを起動させることができる。
  • 下流コントロールポートBを使用して、最下流ゾーンで保管と集積ができる。
逆方向への切り替え
下流コントロールポートAのピン3に通電し、サブネットの全ゾーンで集積させます。 全てのゾーンが停止して集積するのを待ちます。 (時間値はゾーンの長さと速度によります。通常は2~3秒です。) 下流コントロールポートA のピン4に通電し、論理的に逆方向に切り替え、下流コントロールポートAのピン3を非通電にすると、 サブネット内の全ゾーンでの集積を解除して反転動作を開始します。 上流コントロールポートと下流コントロールポートBの各機能も反転していることにご注意ください。 上流コントロールポートが下流インターロック(レーンフル)機能を提供し、下流コントロールポートBが上流インターロック(ウェイクアップ)機能を提供します。
正方向への切り戻し
下流コントロールポートAのピン3に通電し、サブネット内の全ゾーンで集積させます。 全てのゾーンが停止して集積するのを待ちます。 (時間値はゾーンの長さと速度によります。通常は2~3秒です。) 下流コントロールポートAのピン4を非通電にし、論理的に正方向に切り替え、下流コントロールポートAのピン3を非通電ににするとサブネット内の全ゾーンで集積が解除され正転に動作しはじめます。