この例ではPLCへのConveyLinx接続を1つだけ使用して単純な合流を実行する方法を示します。この例ではPLCは モジュール C への接続のみでよく、この接続によりPLCは モジュールA の状態を監視でき、さらに モジュールC / モジュールB ゾーンを「ウェイクアップ」して合流湾曲部分からの搬送物受け入れも可能にします。
- PLCが介在しなくても、搬送物が モジュールA に到達さえすれば、通常のZPA方式で モジュールC/B と モジュールD へ搬送される。
- モジュールC (さらに モジュールB )が合流湾曲部から搬送物を受け入れる準備ができていることを確認するには、PLC が ローカルステータス上流ゾーン 順方向 レジスタ(下位バイト)を調べることにより モジュールC のゾーンが空になり停止していることを認識する必要がある。このレジスタの下位バイトが1に等しい場合は、ゾーンは空で停止している。
- PLCが合流湾曲部から搬送物を搬送する必要があるときは、PLCは隣接する上流ゾーンへ集積するために、 ローカル上流ゾーンの集積制御 レジスタ の ビット8を設定する 必要がある。この例では ビット8を設定する ことで モジュールAの下流ゾーン が到着する全ての搬送物を集積するようになる。
- PLC制御のコンベア シュプールから搬送物を搬送する準備ができると、PLCは ローカル上流ゾーンの集積制御 レジスタの ビット12を設定してモジュールC ゾーン ( モジュールB は モジュールC の延長であるため、モジュールBゾーンも一緒に)をウェイクアップする。
- ローカルステータス上流ゾーン 順方向 レジスタの下位バイトが4または5の値に変化するのを確認すると、PLCは搬送物がモジュールCのゾーンに到達したことを認識し、その後 ローカル上流ゾーンの集積制御 レジスタの ビット12をリセット しないといけない。 この値のいずれかが モジュールC に正常に到着したことを示す。
- ローカル上流ゾーンの集積制御 レジスタの ビット12がリセット されると、PLCは同レジスタの ビット8をリセット して、 モジュールA に通常のZPA機能を継続しても問題ないということを示すことができる。