ConveyLinx オートコンフィギュレーション手順 プロセスは、対象の ConveyLinx を1または2ゾーンコントローラとして設定するために、どの光電センサが接続されているかを検出します。モジュールの物理的な接続順序(上流から下流へ)によりパルスローラの方向と製品の流れのロジックが決められます。

始める前に

  • 全ての光電センサの前に搬送物が無い状態(ゾーンエンプティ)にすること。 オートコンフィギュレーション では各センサの状態が「ゾーンエンプティ」であることを 前提としている。
    そのためモジュールは再帰反射型と拡散型の両方でセンサのブロック/クリア状態を自動学習することができる。
  • ConveyLinx が221台以上接続されていないことを確認すること。 オートコンフィギュレーション では1つのネットワークで221台以上の ConveyLinx は設定されないため。
  • ConveyLinx の一連の列に、他のイーサネットデバイスやスイッチが接続されてないことを確認すること。 オートコンフィギュレーション が完了し成功した後に、必要に応じて他のデバイスやスイッチでイーサネットの列に割り込むことが出来る。

コンベアの搬送方向により オートコンフィギュレーション手順 を開始する場所が決まります。コンベアの最上流または最下流に位置する ConveyLinx が手順を開始するモジュールです。コンベア経路上の物理的な位置と、イーサネット接続チェーン内の物理的な位置によるためです。最上流の ConveyLinx は自動的に下流の全ての ConveyLinx に接続し、通信用I.P.アドレスを設定します。その後自動的に搬送方向を設定します。

オートコンフィギュレーション手順

  1. 最上流側/投入側の ConveyLinx のINSTALLボタンを5秒間押し続ける。
  2. 5秒後、モジュールのステータスLEDが赤色に点滅する。
  3. ステータスLEDが赤色に点滅し始めたら、INSTALLボタンを2秒以内にはなす。 2秒以上経つと手順はキャンセルされる。
  4. INSTALLボタンが2秒以内にはなされると、 ConveyLinx が最上流モジュールとして始動し、オートコンフィギュレーション手順のプロセスが開始される。
  5. ネットワークストリング内の全ての ConveyLinx で、全てのLED (左リンクと右リンクのLEDを除く)が赤で点滅することを確認する。