オープンループ
オープンループ制御がアプリケーションに受け入れ可能な場合は、単純に両方のモーターをオープンループに設定し、EasyRollで同じ設定を使用して、両方のモーターを同時に同じ方向に動かすようにPLCロジックを記述します。
クローズドループ
クローズドループの速度制御を使用する場合、選択肢が2つあります。 単独 と マスター/ スレーブ です。
単独
この方法では、上記の ZPAモード と同様にクローズドループを設定します。PLCロジックでは、両方のモーターを同時に同じ方向に動作させる必要があります。
マスター / スレーブ
ConveyLinx のファームウェアには、PLC I/Oモードの時に、一方のモーターを主として設定することで、両方のモーターを同時に操作できる機能があり、その設定は両方のモーターに使用されます。この方法ではまず、PLCロジックが機能を構成し、それからマスターモーターのみを論理的に制御します。
残念ながら、この機能を構成するレジスタ(4:0015)はどのPLC I/Oアセンブリにも含まれていません。PLCコードでは MSG命令 を利用してこの構成レジスタに書きこまないといけません。
レジスタ4:0015に書きこまれるデータは以下に基づいています。:
- ビット 0: 左モーターがマスターになるように設定
- ビット 1: 左モーターがマスターの時、右モーターを逆回転させる設定
- ビット 2: 右モーターがマスターになるように設定
- ビット 3: 右モーターがマスターの時、左モーターを逆回転させる設定
- ビット 4: 常に機能が有効になるように設定
これらのビットはペアで使うべきであるため、ビット0と1またはビット2と3を使います。ビット0と2の両方を設定しても 動作しません。.
例えば、ビット0を設定すると、プログラムロジックはPLC I/O インスタンスアセンブリの左モーターのみを制御する必要がでてくるので、右モーターの設定はモジュールによって内部的に制御されます。