フレックスゾーン 機能はオートコンフィギュレーション手順を実行するとデフォルトで有効になります。高速のアプリケーションや大部分の搬送物長さがゾーンの長さに非常に近いアプリケーション等、フレックスゾーンの「誤トリガー」が発生しやすい状況になる場合があります。このような状況では、貨物を集積する必要がある時、この誤トリガーのためにいくつかのゾーンが空いているのを見かけるかもしれません。集積密度が最も重要であるこのようなアプリケーションでは、フレックスゾーンを無効にしてこの誤トリガー状況をなくすことができます。

表示されたサブネットの現在のステータスに基づき、適切なボタン(Enable/Disable)をクリックして、Flex Zoneを有効または無効にします。この機能は サブネット 内の全てのモジュールに適用されるため、Flex Zoneを無効または有効にするためにアドバンスドダイアログを出した時に、どのモジュールに接続されていたかということは関係ありません。

モジュール間通信時間

Inter Module Communication Time の値は、フレックスゾーン操作の動作調整のために用いられます。搬送物の長さがゾーンの長さ(すなわち、フォトアイ間の距離)に近い場合、 このような状況下で作動させるかどうかを設定するために、フレックスゾーンの作動調整が必要になることもあります。

通常、ゾーンのセンサーの先には、1台または2台の駆動ローラーがあります。下流ゾーンに集積された時に、このローラーの上に干渉する搬送物がある場合、次の上流にある搬送物がゾーン(例ではゾーンA)に入らないようにするために Flex Zone を作動させて、集積された搬送物の下側にこのローラーを回転させないようにすることが出来ます。
入力される値はミリ秒単位で、搬送物の長さが長くなるのをシミュレートするために、センサーの後縁の後にロジックに追加される時間量と考えることができます。この値は サブネット 内の各モジュールに同じ値が設定されることに注意してください。