本仕様書は、ConveyLinx ConveyLinxハードウェア リビジョン3以上、シリアル番号137101以上を対象としています。

電源コネクタ

電源コネクタは工場出荷時 ConveyLinx に付属しています。

ConveyLinx Phoenix Contact PN: 1827127 MCVR 1,5/2-ST-3,81
ConveyLinx-HTF Phoenix Contact PN: 1912841 MVSTBW 2,5 HC/ 2-ST-5,08

電気定格

電源電圧 24.0V +/- 10%
入力保護等級 Class III
待機時の消費電流 < 120mA
モーター始動電流 ≤ 5.5A ConveyLinx / ≤ 8A ConveyLinx-HTF
モーター定格電流 ≤ 4A ConveyLinx / ≤ 5A ConveyLinx-HTF
モーターPWM周波数 10 kHz +/- 0.1%

最大定格

最小動作電圧 21V
最大動作電圧 30V
保存温度 -40ºC to 150º C
周囲動作温度 (ConveyLinx) 0ºC to 40ºC
周囲動作温度 (ConveyLinx-HTF) -30ºC to 45ºC
湿度 5% to 95% 結露無きこと
振動 0.152 mmの変位, 1Gピーク
機械的衝撃 10ms間隔で20Gが最大(1.0 ms)
エンクロージャーIP定格 IP20
最大ピーク電流 16A*
最大モーター始動電流 12A

*これはハードウェアの過電流保護回路によって許容される最大電流です。 ConveyLinx に実装されているファームウェアは接続数とモータの種類に基づいて電流を制限します。


認証と規格

BDS EN 61131-2:2008 Programmable controllers — Part 2: 装置要件およびテスト
BDS EN 61000-6-2:2006 電磁両立性 (EMC) — Part 6-2: 電磁両立性 – 共通規格 – 産業環境用イミュニティ規格
BDS EN 61000-6-4:2007 Electromagnetic compatibility (EMC) — Part 6-4: 共通規格 – 産業環境用エミッション規格
BDS EN 55016-2-1+A1:2006 無線妨害及びイミュニティ測定装置と測定法に関する規定Part 2-1妨害波及びイミュニティの測定方法。伝導妨害測定。
BDS EN 55014-1:2007 電磁両立性 – 家庭用電気機器、電気工具及び類似機器に対する要求事項— Part 1: エミッション
BDS EN 61000-4-2+A1+A2:2004 Electromagnetic compatibility (EMC) Part 4-2: 電磁放電イミュニティテスト
BDS EN 61000-4-3/A1:2008 Electromagnetic compatibility (EMC) Part 4-3 放射無線 – 周波数、電磁界イミュニティテスト
BDS EN 61000-4-4:2006 Electromagnetic compatibility (EMC) Part 4-4 電気高速過渡/バーストイミュニティテスト
BDS EN 61000-4-5:2007 Electromagnetic compatibility (EMC) Part 4-5 サージイミュニティテスト。
BDS EN 61000-4-6:2007 Electromagnetic compatibility (EMC) Part 4-6 高周波磁界によって誘導される伝導妨害に対するイミュニティ
BDS EN 61000-4-11:2006 Electromagnetic compatibility (EMC) Part 4-11 電圧ディップ、短時間停電、電圧変動イミュニティテスト

センサーとコントロールポートI/O

入力

センサポートとコントロールポートには、それぞれ2点の入力があります。
センサとコントロールポートの入力は、PNPまたはNPN回路を自動検出されPNPまたはNPNとして機能します。ソースとシンクの両方で入力がアクティブになる点にご注意ください。
最小ON電流 1.5 mA
最大OFF電流 0.4 mA

出力

コントロールポート出力はNPN トランジスタで、そのエミッタ(ピン1) とコレクタ (ピン6)は、ユーザーの入力回路でソースまたはシンクデバイスとしてどちらにも接続できます。
最小ON電流 2 mA
最大ON電流 8 mA
OFF電流 < 100 mA

センサとコントロールポート電源端子

RJ-12ポートのピン5は全て、光電センサの性能強化またはコントロールポートにある出力トランジスタのバイアス用に24Vを供給します。このピンで供給可能な電流は内部で制限されています。モジュール両サイドには別個にヒューズがついており、両サイドのコントロールポートとセンサポートは定格100mAのソリッドステート・ヒューズを共有しています。例えば、左右のセンサポートに光電センサが1台ずつ接続されている場合、その2台の光電センサの合計消費量は100mAを超えてはいけません。


モーターポート

対応モータータイプ 3ホールエフェクトセンサ付き3相BLDCモーター
PWM周波数 10 kHz +/- 0.1%
最大始動電流 8A
最大定格電流 5A
モーター保護* コイル間のショート、 コイルとVcc間のショート、 オーバーヒート、過電圧、 低電圧、ストール検出及び保護
ブレーキ出力タイプ PNP
ブレーキ出力電流 0.5A (ピーク時 1 A)

出力としてのデジタルIOモードのモーターポート

モーターコイルピン 3, 4, & 5

特定の動作モード(PLC I/OとConveyLogix PLC)では、ピン3、4、5を汎用デジタル出力としてそれぞれ別個にオン/オフできます。
このモードでは、個々のピンが最大1Aのシンクをグランドに送ることが出来ますが、3つのピンの合計が1.5Aを超えることはできません。
汎用I/Oモードでは、これらのピンは電流を供給できません。

ブレーキ出力ピン9

ファームウェア バージョン4.19以降では、 MDRがポートに接続されている場合でも、リモートPLCを経由してブレーキ出力ピンを汎用出力として設定することが出来ます。この場合、特殊なケーブルまたはブレイクアウト基板を使用する必要があり、使用するMDRには内部機械式ブレーキがないことが条件となります。機械式ブレーキがある場合は、適切な動作のためにピン9への接続が必要です。ブレーキ出力ピン9は、24Vのハイサイドスイッチ(PNP)であり、最大0.5Aの連続供給、ピーク時には1Aの供給が可能です。


イーサネット

• 3ポート統合型スイッチ ( 2つの外部ポートと1つのオンボード・プロセッサ用ポート)
• 自動速度設定(10Base-T / 100Base-TX)
• 自動デュプレックス通信設定(フル/ハーフ)
• ストレート/クロスオーバーケーブルの自動検出(Auto MDI/MDI-X)
• PAUSEフレーム対応
• バックプレッシャーのフロー制御対応
• 最大セグメントの長さ: 100m / 328ft

対応プロトコル

• Modbus/TCP
• EtherNet/IP
• Profinet IO
• CC-Link IE Field Basic (FW 4.27以降、およびODVA FW 5.07以降)