このデータアクセス方法では、GETIO/SETIO命令を使用して、モジュールのI/Oメモリからファンクションブロックのローカル変数に直接データをコピーします。モジュールのI/Oメモリアドレスは、モジュールをプロジェクトに追加した時に割り当てられています。メモリ位置はプロジェクトに追加した順番と、DAPで定義されている使用メモリ量に依存します。

Block_1というファンクションブロックを作成し、トポロジーの例 で作成したワークステーションというConveyLinxモジュールから入力データを読み取り、またそのワークステーションに出力データを書き込みます。Block_1のローカル静的変数では、入力変数と出力変数のデータ型を ワードのArray[0..31] に設定する必要があります。ローカル変数 in にデータを読み込むには GETIO 関数を使用し、ローカル変数 out にデータを書き込むには SETIO 関数を使用する必要があります。GETIO関数とSETIO関数は共に、特定のモジュールの入出力メモリに対応する ID パラメータを必要とします。

Block_1 を作成し、 inout の変数の データタイプを設定 します。 Workstation モジュールは フル PLCモード なので、64バイト (32ワード)の入出力データが必要です。
Workstation モジュールの入力の ハードウェア識別子 を見つける必要があります。プロジェクトツリーの Ungrouped devices に移動し、 Workstation モジュールを選択し、 virtual input moduleProperties を選択します。
ここから、 Workstation モジュールの 入力ハードウェア識別子274 であると確認できます。 この値は後で GETIO 関数を設定する際に必要になるので、メモしておきましょう。
プロジェクトツリーから同じ手順で virtual output module を選択します。 ここから、 Workstation モジュールの 入力ハードェア識別子275 であると確認できます。 この値は後で SETIO 関数を設定する際に必要になるので、メモしておきましょう。
こちらは、 GETIO 関数が GETIO 関数が ハードウェア識別子 の値 274 を使用し、データを in ローカルタグに配置していることを示す Block_1 プログラムコードです。また、 ハードウェア識別子 の値 275 を使用し、 out ローカルタグを使用する SETIO 関数を示すコードもあります。