搬送物が上流ゾーンを出て次の下流ゾーンに搬送される時、この上流ゾーンは下流ゾーンから搬送物の到着確認がくることを予想します。この通信はConveyLinxネットワーク上で自動的に行われます。下流ゾーンからの到着確認を待っている間に上流ゾーンに新しい搬送物が到着した場合は、その新しい搬送物は上流ゾーンに集積されます。上流ゾーンが ジャムタイマー のインターバル内にこの確認を受け取らなかった場合、 ConveyLinx-Aiシリーズ到着ジャム を表示します。到着ジャムが発生すると、 ConveyLinx-Aiシリーズ は自動的に上流ゾーンに新しい搬送物をあらかじめ決められた 自動搬出動作時間 設定値の間留め置き、その後通常のZPA機能を再開します。デフォルトでは ジャムタイマー自動搬出動作時間 の値はそれぞれ5秒に設定されています。この状態は ConveyLinxのセンサーLED に表示されます。

搬送物1は光電センサー1(PE1) を出て光電センサー2(PE2)に向かっており、 PE1は通過しているため、搬送物2が ゾーン1に進入してくる。
搬送物1がゾーン2から抜き取られると、ゾーン2のモーターはジャム時間(デフォルトでは5秒)の間動き続ける。
この間、搬送物2は光電センサー1(PE1)に到着するが、ジャムタイマーが有効なので、ゾーン1は搬送を停止する。
ジャムタイマーが切れると、到着ジャム表示のためセンサーLEDが点滅し、自動搬出動作時間(デフォルトでは5秒)の間点滅し続ける。自動搬出動作時間が終わると到着ジャムはリセットされ、ゾーン2が空いていれば搬送物2が搬送される。