コンベアの搬送方向によって、オートコンフィギュレーション手順の開始方法が決まります。コンベアの最上流または最下流に位置するConveyLinxは、オートコンフィギュレーションノードと定義されます。オートコンフィギュレーション手順は、オートコンフィギュレーションノードから開始されます。
コンベア経路上の物理的な位置とイーサネット接続チェーンの物理的な位置により、オートコンフィギュレーションノードは自動的に全ての下流ConveyLinxに接続し、通信用のI.P.アドレスを設定します。

始める前に

  • 全ての光電センサーの前に搬送物が無い状態(ゾーンエンプティ)にすること。 オートコンフィギュレーション では各センサーの状態が「ゾーンエンプティ」であることを前提としている。
  • ConveyLinx-Aiシリーズ が221台以上接続されていないことを確認すること。 オートコンフィギュレーション では1つのネットワークに221台以上の ConveyLinx-Aiシリーズ は構成されないため。
  • ConveyLinx-Aiシリーズ の一連の列に、他のイーサネットデバイスやスイッチが接続されてないことを確認すること。 オートコンフィギュレーション が完了し成功した後に、必要に応じて他のデバイスやスイッチをイーサネットの列に割り込ませることが出来る。

コンベアの搬送方向により オートコンフィギュレーション手順 を開始する場所が決まります。コンベアの最上流または最下流に位置する ConveyLinx-Aiシリーズ が手順を開始するモジュールです。コンベア経路上の物理的な位置と、イーサネット接続チェーンの物理的な位置によるためです。最上流の ConveyLinx-Aiシリーズ は自動的に下流の全ての ConveyLinx-Aiシリーズ に接続し、通信用I.P.アドレスを設定しこの方向に沿って搬送方向を設定します。

オートコンフィギュレーション手順

EasyRoll V4.04以上を起動し、 Advanced Dialog を出す。ポップアップパネルで Network Services を選択し、 Discover をクリックする。
数秒後、 検出されたモジュールがモジュール・テーブルに表示される。 AutoConfig ボタンをクリックする。
数秒後、各モジュールがPCからの物理的なトポロジー順に表示される。
最上流のモジュールがPCに最も近いものであれば、それを選択し右クリックし、 AutoConfig from Here を選択する。これで手順開始になる。
手順が完了すると、文字が赤から黒に変わるのがわかる。そしてI.P. アドレスが流れの方向に従って更新されていることも確認できる。

搬送方向を変えるには – ネットワークの反対側のConveyLinxを選択する。

最上流のConveyLinxがPCから最も遠い場合、それを選択して右クリックし、ここから AutoConfig を選択する。 これで手順開始になる。
手順が完了すると、文字が赤から黒に変わるのがわかる。そしてI.P. アドレスが流れの方向に従って更新されていることも確認できる。