48Vモジュール用モーター電源
ConveyLinx-Ai 48Vシリーズの電源の負荷は、 EasyRoll+ で選択されたモータータイプによって決まります。
各モータータイプは、必要な加速トルク性能に基づいて設定されており、 EasyRoll+ 内では電流値として表示されます。
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!24V仕様のSenergy-Aiでは、起動電流、起動電流の持続時間、およびECOモード/BOOSTモードによってモーターの動作が制御されます。
一方、ConveyLinx-Ai2-48およびConveyLinx-Ai3-48-FCでは、これらの制御方式に代わり、必要に応じた加速トルク(Acceleration Torque on Demand)が提供されます。
この加速トルクは、EasyRoll+で設定されたモータータイプごとの電流制限値によって制御されており、モジュールが自動的に必要なトルクを供給する一方で、設定された上限を超えないように制限されます。
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EasyRoll+ モータータイプ設定 |
1.7A |
2A |
2.5A |
3.5A |
4A |
モーターポートごとの電源負荷(定格トルク・最大速度時) |
1.9 A |
2.2 A |
2.7 A |
3.7 A |
4.0 A |
!加速トルクオンデマンドの電流制限値に基づいて電源設計を行うことは可能ですが、定格電流(1.6A)を超える状態で長時間運転を行うと、モーターが過熱する可能性があります。
*表示されている電流値は1ポートあたりの値です。したがって、1つのConveyLinx-Aiで両方のモーターポートを使用している場合、電源が受ける負荷は表示値の2倍になります。
*電流値は、定格速度かつ定格トルクでの動作時のものです。モーターが定格トルクを必要としない場合、電流はこれよりも少なくなります。
!PulseRollerでは、ユーザーがアプリケーションに必要なMDRの電力要件を理解していることを前提としています。また、ユーザーまたは設置者が、適切な24V|48VDC電源と配線を、関連する規格・基準に基づいて正しく選定・設置していることを前提としています。さらに、設置に際しては、適切なアース接地が行われることが求められます。すべての電源において「DCコモン(-)」は必ず接地してください。電源容量の誤設定や接地不良は、予期しない動作を引き起こす可能性があります。