PLC I/Oモードでは、ConveyLinx内のZPAロジックは動作しません。そのため、このモードでは各モーターが外部PLCなどによって個別に制御できるようになります。
このモードでPLCを接続して使用すると、PLC I/Oアセンブリを通じてモーターの動作を制御できます。たとえば、左または右のモーターを「マスター」として設定し、もう一方を「スレーブ」としてマスターに追従させることが可能です。
この設定は、PLC I/O出力アセンブリ内の以下のレジスタを使って行います:
左モーター スレーブモード:レジスタ 4:0262右モーター スレーブモード:レジスタ 4:0272
マスターにしたいモーターにコマンドを送る場合は、もう一方のスレーブとしたいモーターにスレーブモードレジスタを設定することで、マスターの動作に追従させることができます。
この設定を行うと、スレーブモーターはマスターモーターの速度や設定を反映して動作します。
PLC I/Oモードの使用例:
この例では、左モーターをマスター、右モーターをスレーブとして使用します。
右モーターに左モーターの動作を追従させるには、右モーターのスレーブモードレジスタ(4:0272)に「2」を設定します。
この設定により、PLCプログラムが左モーターに動作指令を出したとき、右モーターも同じように動作するようになります。つまり、右モーターは左モーターの設定と動作に従って動くようになります。