この例では、ConveyLinx制御コンベアの最下流ゾーンからの搬送物搬出を制御する方法を示します。また、ConveyLinxからトラッキングデータを適切に受け取る方法も示します。この例ではPLCは モジュールX
との接続を確立しておく必要があります。
- モジュールX の下流ゾーンに到着した搬送物を保持するために、PLCは“5”を 下流搬出のステータス設定 レジスタに書き込む。これにより モジュールX に下流の状態が「満杯で停止中」であるため、下流の搬送物を解放しないように伝達する。
- 制御コンベアがパルスローラ下流ゾーンから搬送物を受け入れる準備ができたら、PLCは“1”を 下流搬出のステータス設定 レジスタに書き込む。これにより モジュールX に下流の状態が解消されたので、下流に搬送物があるなら下流に搬送するように伝達する。
- 搬送物が モジュールX の下流ゾーンのローカルセンサーを通過すると、その搬送物のトラッキングデータが
トラッキング取得 順方向 ワード 1 と トラッキング取得 順方向 ワード 2 レジスタに入力される。 - 4. 搬送物がPE-2に到着すると、PLCは“5”を 下流搬出のステータス設定 レジスタに書き込む。これによりこれにより モジュールX に搬送物が正常に搬送されたことが伝達される。もしこれが行われない場合、 モジュールX は 到着ジャム 状態を生成する。
オプションの行程:
何等かの理由で、新しい搬送物が モジュールX の下流ゾーンに進入することをPLCが阻止したいようなアプリケーションの場合、次の上流ゾーンを モジュールX の下流ゾーンに集積させる方法があります。PLCは ローカル下流ゾーンの集積制御 にビット8を設定することができ、これにより隣接する上流ゾーンで集積させることができます。 (このゾーンが モジュールX にあるか、隣接する上流のConveyLinxにあるかは問わない。) 集積された上流ゾーンを通常動作に戻すには、単にPLCがこのレジスタのビット8をリセットするだけで完了です。