一旦リニアコンベアが オートコンフィギュレーション手順 によって設定されると、 ConveyLinx-Aiシリーズ はその上流と下流に隣接するモジュールに関する設定データを保存します。この設定データはリニアコンベアのパラメータがEasyRollソフトウェアで変更されても自動的に更新されます。 ConveyLinx-Aiシリーズ のファームウェアはこの機能を利用してモジュール交換を容易にしており、そのため1台の ConveyLinx-Aiシリーズ の交換のためにリニアコンベア全体を再度オートコンフィギュレーションしなくてもいいようにしています。
EasyRollを使ったモジュール交換
1. 既存のモジュールのモーター、ネットワーク、光電センサー、ハードウェア、電源線を外す。外す順番は問わない。
2. 新しいモジュールのモーター、センサー、ネットワーク、電源を接続する。
3. EasyRoll V4.04以降を起動する。Advanced Dialogを起動し、Network Servicesタブに移動してDiscoverボタンをクリックするとネットワーク内の全てのモジュールが表示される。AutoConfigボタンをクリックすると、数秒後にConveyLinxのトポロジーが表示される。
4. ツリービューで、置換モジュールとして追加したいモジュールをクリックする。
5. 右クリックしてメニューからReplace this Nodeを選択し、図のように置き換え手順を開始する。左側のモジュールリストから選択し、Replace Selected Nodeボタンをクリックすることもできる。
6. モジュールが内部起動手順を実行するまで待つ。この手順は、ConveyLinxのステータスLEDが緑色に点滅することで示される。
交換ボタンを使ったConveyLinxの交換
既存のConveyLinxのモーター、ネットワーク、光電センサー、電源線を外す。 外す順序は問わない。 新しいConveyLinxのモーター、センサー、ネットワーク接続、電源を接続する。 ConveyLinxの交換ボタン は左イーサネットケーブルの部分にあるので、カバーを外してボタン操作する。 |
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先の尖った器具 (鉛筆や小型ドライバー)で、 ステータスLED が赤く点滅するまでボタンを2秒間押し続け、その後ボタンを離す。 |