一旦リニアコンベアがオートコンフィギュレーション手順によって構成されると、ConveyLinx-ECOはその上流と下流に隣接するモジュールに関する構成データを保存します。この構成データはリニアコンベアのパラメータがEasyRollソフトウェアで変更されても自動的に更新されます。ConveyLinx-ECOのファームウェアはこの機能を利用してモジュール交換を容易にしており、そのため1台のConveyLinx-ECOの交換のためにリニアコンベア全体を再度オートコンフィギュレーションしなくてもいいようにしています。
ConveyLinx-ECOの自動交換手順
1. 既存のモジュールのモーター、イーサネットケーブル、光電センサー、電源線を外す。外す順番は問わない。
2. 新しいモジュールの 電源だけ接続する。 モーター、光電センサー、イーサネットケーブルは 接続しないでおく。
3. 新しいモジュールに電源投入されると、約5秒後にステータスとモーターのLEDがゆっくり点滅し始める。 約10秒間この状態が続く。
4. ステータスとモーターのLEDがゆっくり点滅している この10秒間に、 新しいモジュールに イーサネットケーブルを接続する。 ケーブルが2本ある場合の接続の順番は問わない。
5.10秒間が終了する頃に新しいモジュールが近隣のモジュールを確認し、もしそれらが接続されていれば新しいモジュールは近隣のモジュールとの自動交換機能を開始する。
6. 全ての構成データが転送されたらモジュールは内部起動手順を実行し、完了するとモジュールステータスLEDが緑色に点滅する。
7. モーターと光電センサーを 再接続する。
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