ConveyLinx-ECO は、イーサネット物理媒体を通して隣接するConveyLinx-ECOおよび接続されたPCまたはPLCと通信します。
ConveyLinx-ECOは(4) TCP/IPベースのプロトコル – Modbus TCP、 Profinet I/O、Ethernet I/P、 CC-Link IEF Basic – を認識します。Modbus TCPは ConveyLinx-ECOEasyRoll PCソフトウェア間通信のための「ネイティブ」プロトコルです。ConveyLinx-ECOがPCやPLCに外部接続されずに基本のZPA制御で使用される場合、モジュール間の通信にはModbus TCPを利用します。Ethernet I/PはConveyLinx-ECOによって認識され、特定のConveyLinx-ECOを Ethernet I/P 対応のPLC(例えばAllen-Bradley ControlLogix またはCompactLogixプラットフォーム等)に取り付けて 汎用Ethernetモジュール として、またはPulseroller提供の EDSファイル を使用して明示的にモジュールとして認識することが出来ます。
Profinet I/O はConveyLinx-ECOによって認識され、Pulseroller提供の GSDXMファイル を使用してProfinet I/O対応の PLC (該当するSiemensプラットフォーム) に取り付けることができます。

各ConveyLinx-ECOの内部データ構造は、 Modbus保持レジスタ として配置されアドレス指定されます。オンボード通信と制御プロセスは各保持レジスタに論理的な意味付けをして特定のレジスタにデータを読み書きし、イベントを開始したり反応したりします。
特定のレジスタはConveyLinx-ECOが、そのローカル制御のためにどのように設定されているか(パルスローラ仕様、速度、方向など)の情報を含んでいます。 他のレジスタはコンベア操作のためのモジュール間通信に使用されます。例えば、上流のConveyLinx-ECOが隣接する下流のConveyLinx-ECOに搬送物を搬出する準備ができた時、上流のConveyLinx-ECO は下流のConveyLinx-ECO の内部レジスタの特定のアドレスに特定の値を書き込みます。下流のConveyLinx-ECOのオンボードロジックはこれらのレジスタを監視して特定の値が上流からの搬送物が来ることを意味すると認識し、搬送のための適切なロジックを実行させます。
ConveyLinxはモジュール間通信にオープンアーキテクチャ(Modbus TCP)を利用しているため、特定のレジスタアドレスの位置の適切な定義と使用方法により、外部制御デバイス(PCやPLC)はConveyLinx-ECOとたやすく相互作用し、コンベア経路の様々な位置を監視、制御することができます。

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