Extensions タブでは、1つの「マスター」ゾーンに単一または複数のゾーンを延長あるいは「スレーブ(従属)」させることが出来ます。例えば、既存コンベアラインのゾーン間に追加で短い長さの1ゾーン追加が必要(搬送物集積には短すぎるが、機械的にはパルスローラを設置する必要があるほどの長さのゾーン)な場合、ゾーン内にConveyLinx-ECOとパルスローラを設定したいがセンサーは設置せずに、隣接する上流または下流ゾーンのパルスローラの動作に合わせて、このゾーンでパルスローラを起動させたい、つまり、このゾーンを隣接ゾーンの論理的な延長ゾーンとして設定することが可能です。

リフトゲート用延長ゾーンの使用例

Connectionsタブから選択できる延長モード設定の一般的な使用方法は、電動リフトゲートです。この例ではコンベアの昇降またはゲート部分のConveyLinx-ECOにはパルスローラがあり、光電センサーはありません。ゲートが下がっている時の通常の動作とは、「1つの長い論理ゾーン」を作成するように、ゲートのパルスローラがそのすぐ下流のゾーンが動作する時に起動することです。これは、もし搬送物がノード192.168.21.23の上流ゾーンに集積されていれば、ノード192.168.21.21の下流ゾーンに到着した搬送物は停止して集積され、ゲート部分で積荷が論理的に集積されたり止められたりすることがないことを意味します。この達成のためには、ノード192.168.21.22が下流の隣のノード192.168.21.23の延長になるよう指示することが必要です。

アドバンスドダイアログで ノード 3 に移動し、 Extensions タブをクリックします。ノード3のIP アドレス192.168.21.22が入力されていることに注意してください。ドロップダウンボックスでDownstream を選択し、Apply をクリックします。完了までには数秒かかることがあります。
Applyをクリックすると画面が更新され、モジュールが下流の隣の延長
または「slave」として構成されたことが表示されます。
ノード2 に戻り、Connections タブを見ると、 ノード2 の下流接続が ノード3 ではなく ノード4 になっていることがわかります。
そして ノード4 に移動すると、上流接続が ノード3 ではなく ノード2 になっていることがわかります。
ノード3 に移動すると、 ノード4 の延長として設定されていることが分かります。

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