ビューアはレイヤー、マスク、エフェクトすべての合成された結果を表示します。ビューアツールは編集プロセスを支援します。
ビューアツールバー
ビューアの上部バーにあるツールは画像がどのように表示されるかをコントロールします。
選択
選択ツールはビューアツールバーで最もよく使用されるツールです。このツールがアクティブの時、合成画像のレイヤーをクリックして選択し、ビューア上で各レイヤーに直接触れて位置、スケール、その他のプロパティを調整できます。
- V: キーボードのVキーを押して選択ツールを有効化します。
パン
パンツールは合成画像の内容を変更せずにビューア内で再配置します。ビューアにズームインして合成画像の一部分のみが見えている時、パンツールを使用して見えている部分を動かし、合成画像のあらゆるエリアを見ることができます。
- H: キーボードでHキーを押してパンツールを有効化します。
ストレートツール
水平でない画像があれば、このツールを使用してすぐにまっすぐに整えられます。ストレートツールを選択し、水平にしたい画像のいずれかの線の端またはオブジェクト上をクリックし、マウスボタンを押し込んだまま反対側の線またはオブジェクトまでドラッグし、離します。画像は自動的に回転し、選択された線は完璧に水平になります。
[トリミング]メニュー
[トリミング]メニューからは画像をトリミングするためのツールにアクセスできます。
このメニューからよくあるアスペクト比とカスタムオプションが利用できます。特定のアスペクト比に制限された画像が必要な場合、メニューから選択します。必要とするあらゆるサイズおよび形にトリミングするフリー枠が必要な場合、[カスタム]オプションを選択します。[アスペクト比の追加]を使用してメニューに独自のアスペクト比の事前設定を追加します。
- カスタム: 画像をアスペクト比の制限なく自由にトリミングできます。
- 1:1: トリミング枠を正方形にロックします。枠のコーナーをドラッグするとサイズ変更ができます。
- 3:2: トリミング枠を3:2のアスペクト比にロックします。枠のコーナーをドラッグするとサイズ変更ができます。
- 4:3: トリミング枠を多くのカメラおよびSDテレビにより使用される4:3のアスペクト比にロックします。枠のコーナーをドラッグするとサイズ変更ができます。
- 16:9: トリミング枠を16:9のワイドスクリーン動画アスペクト比にロックします。枠のコーナーをドラッグするとサイズ変更ができます。
- アスペクト比の追加: [トリミング]メニューに含まれないよく使うアスペクト比がある場合、それをメニューに永久的に追加して簡単にアクセスできるようにできます。このメニューを選択すると [アスペクト比の管理] ダイアログが開きます。
- レーベル: 新規アスペクト比の名前としてメニューに表示される名前を入力します。
- 幅 / 高さ: 使用したいアスペクト比の幅、その次に高さを入力します。
- 追加: [追加]ボタンをクリックして変更を保存し、新規アスペクト比をメニューに追加します。
[スナップ]メニュー
スナップはプロジェクト内のレイヤー、コントロールポイント、およびその他の項目を迅速かつ正確に揃える強力なツールです。このメニューはスナップ機能を有効化、または無効化し、オブジェクトのプロパティのうちどれをスナッププロセスの要素として使用するかをコントロールします。
- スナップの有効化: スナップの動作をオンにします。
- スナップの無効化: スナップの動作をオフにします。
残りのつまみは特定のプロパティをオン オフし、スナップするか否かを決定します。
- キャンバス端: 有効化されている時、選択されたオブジェクトがキャンバスの端に近づくと正確にキャンバスの端と整列する位置にスナップします。
- キャンバス中央: 有効化されている時、選択されたオブジェクトがキャンバスの中央に近づくと正確にキャンバスの中央と整列する位置にスナップします。
- グリッド: 有効化されている時、選択されたオブジェクトはプロジェクト内に存在する見えているグリッドと整列する位置にスナップします。
- 他のレイヤーのエッジ: 有効化されている時、選択されたオブジェクトはプロジェクト内の他のレイヤーのエッジと整列する位置にスナップします。
- 他のレイヤーの中央: 有効化されている時、選択されたオブジェクトはプロジェクト内の他のレイヤーの中央と整列する位置にスナップします。
整列ツール
整列ツールは迅速かつ正確なレイヤーのレイアウトに使用するツールをいくつか提供します。
キャンバスに整列
左揃え: 選択されたレイヤーの左端をフレームの左端と合わせます。
水平に整列: 選択されたレイヤーをフレーム内で水平に中央揃えします。
右揃え: 選択されたレイヤーの右端をフレームの右端と合わせます。
上揃え: 選択されたレイヤーの上端をフレームの上端と合わせます。
垂直に整列: 選択されたレイヤーをフレーム内で垂直に中央揃えします。
下揃え: 選択されたレイヤーの下端をフレームの下端と合わせます。
選択範囲に整列:
左揃え: すべての選択されたレイヤーの左端を、選択されたレイヤーのうち最も左側にあるレイヤーの左端に整列させます。
水平に整列: すべての選択したレイヤーを選択範囲の左右の端の間の中央に揃えて整列させます。
右揃え: すべての選択されたレイヤーの右端を、選択されたレイヤーのうち最も右側にあるレイヤーの左端に整列させます。
上揃え: すべての選択されたレイヤーの上端を、選択範囲の上端に整列させます。
垂直に整列: すべての選択したレイヤーを選択範囲の上下の端の間の中央に揃えて整列させます。
下揃え: すべての選択されたレイヤーの下端を、選択範囲の下端に整列させます。
分配
[分配]コントロールを使うと複数のレイヤーをすばやく水平または垂直軸に沿って等間隔に分配することができます。
左分配: 選択されたレイヤーを、各レイヤーの最も左側のピクセルに基づき等間隔に分配します。最も左側および右側にあるレイヤーは同じ場所に留まり、その他すべてのレイヤーが水平に移動して等間隔に並びます。
水平分配: 選択されたレイヤーを、各レイヤーの中央のピクセルに基づき均等な間隔に分配します。 最も左側および右側にあるレイヤーは同じ場所に留まり、その他すべてのレイヤーが水平に移動して等間隔に並びます。
右分配: 選択されたレイヤーを、各レイヤーの最も右側のピクセルに基づき均等な間隔に分配します。最も左側および右側にあるレイヤーは同じ場所に留まり、その他すべてのレイヤーが水平に移動して等間隔に並びます。
水平に等間隔分配: 選択されたレイヤーを水平軸上に等間隔に配置します。
上配置: 選択されたレイヤーを、各レイヤーの上端のピクセルに基づき等間隔に分配します。 選択範囲に含まれる最も上および下にあるレイヤーは同じ場所に留まり、その他すべてのレイヤーが垂直に移動して等間隔に並びます。
垂直分配: 選択されたレイヤーを、各レイヤーの中央のピクセルに基づき等間隔に分配します。 選択範囲に含まれる最も上および下にあるレイヤーは同じ場所に留まり、その他すべてのレイヤーが垂直に移動して等間隔に並びます。
下分配: 選択されたレイヤーを、各レイヤーの下端のピクセルに基づき等間隔に分配します。選択範囲に含まれる最も上および下にあるレイヤーは同じ場所に留まり、その他すべてのレイヤーが垂直に移動して等間隔に並びます。
垂直に等間隔分配: 選択されたレイヤーを垂直軸上に等間隔に分配します。
[表示]メニュー
VEGAS Imageは画像を表示してそのコンテンツを評価するために、いくつかのオプションを提供しています。それらオプションには[表示]メニューからアクセスできます。
オーバーレイ
メニューの[オーバーレイ]セクションにはビューア画像の上にレンダリングされるオプションが含まれます。メニューを開いて項目を選択すればオン オフできます。
- ハイライト警告 – 純白を含むすべてのピクセルを無地の色で満たします。デフォルト設定では、ハイライト警告色は赤ですが、この色はオプション画面で変更できます。
- シャドウ警告 – ピュアブラックを含むすべてのピクセルを無地の色で満たします。 デフォルト設定では、シャドウ警告色は青ですが、この色はオプション画面で変更できます。
- グリッド (三分割法) – 画像を水平および垂直両方に三分割するオーバーレイを追加します。画像をレイアウトする上でサポートが必要な場合、合成画像の見どころをこれらの線の交点に配置すると、好ましい構図を作ることができます。
- グリッド (十字線) – 画像に水平および垂直方向の中央線を追加します。特にグラフィックデザインでは、レイアウトのためにすぐに中央線を参照できることは有用です。
チャンネルビュー
このメニューを通じて、画像のどのチャンネルを表示するかもコントロールできます。個別の色チャンネルがグレースケールの画像として表示されます。
- すべて – 赤、緑、青チャンネルを組み合わせ、フルカラーの画像を提示する標準的な表示です。
- 赤 – 各ピクセルの赤の値を、赤なし(黒く表示)から純赤(白く表示)までとして示します。
- 緑 – 各ピクセルの緑の値を、緑なし(黒く表示)から純緑(白く表示)までとして示します。
- 青 – 各ピクセルの青の値を、青なし(黒く表示)から純青(白く表示)までとして示します。
- アルファ – 画像の透明度データをグレースケールで表示します。黒いエリアは完全に透明です。白いエリアは完全に不透明です。灰色のエリアは部分的に透明であることを示し、灰色が暗いほど透明度が増します。
- 輝度 – 画像の輝度の値をグレースケールで表示します。
セカンドモニター
クライアントにプレビューやその他の理由でビューアのコンテンツを第二のディスプレイに表示したい場合、セカンドモニターオプションを有効化できます。これによりビューアだけが表示された新しいウィンドウが開きますので、これを第二のディスプレイに配置することができます。
ズームメニュー
ビューアがレンダリングされるサイズを選択します。スケールを小さくしてイメージ全体を見るか、大きくして画像の特定の部分に注目します。
- スケールを合わせる: キャンバスを利用可能なスペースに入る最大サイズに自動で合わせます。
- 範囲に合わせてスケール: プロジェクト内の最大レイヤーを利用可能なスペースに入るよう自動で合わせます。自分のプロジェクトよりも大きなレイヤーで作業していて、キャンバスの端を超えて拡張している時に、このオプションがビューアエリア内でアクセス可能な最大レイヤーの端にすべてのスケールを合わせます。
キャンバスコントロール
プロジェクト内に含まれる画像とレイヤーは、キャンバス上に表示されたコントロールを使用して直接変更できます。これにより変更を加えるごとにそれを見られるため、望ましい結果を的確に盛り込むことができます。キャンバスに表示されたコントロールは現在の選択内容に従って変化します。異なる種別のレイヤー、マスク、およびエフェクトには独自のコントロールがあり、それらは選択内容で利用できる調整に特有のものになります。
- 変換: キャンバスコントロールを使ってレイヤーの位置、回転およびスケールが調整できます。
- マスク: キャンバスコントロールを使ってマスクの位置、回転、コーナーの丸み、スケールおよびエッジフェザーが調整できます。 線状グラデーションマスクの方向もキャンバス上で調整できます。
- エフェクト: 一部のエフェクトもキャンバスコントロールが利用できます。たとえば歪曲エフェクト、ズームブラーおよびグラデーションなどにも、必要な効果を的確に盛り込みできるキャンバス上での直感的なコントロールを提供します。