画像アルファマスクは、インポートされた画像の既存のアルファチャンネルをマスクとして利用します。これがメリットをもたらす主な用途としては、保持する必要があるエリアをキーイングが除外してしまう画像がある場合です。たとえば、反射率の高いモチーフが反射により緑色になり、キーイングで削除されてしまう場合です。アルファマスクを適用することで、その後ソース画像から特定のエリアを復元するためにベクターマスクを適用することができます。
上記一番目の画像では、車の反射する表面がバックドロップの緑色をとらえ、車の上のエッジが基本的に緑色になっています。二番目の画像では、緑色をキーイングして除去することでそのエッジも除去されてしまっているので、これを復元する必要があることに注目してください。これを実行するには、次の手順に従います:
- レイヤーに画像アルファマスクを適用します。
- レイヤーにベクターマスクを適用します。
- ベクターマスクの表示モードメニューで、表示モードを[置換]に設定します。これによりベクターマスクがソース画像のアルファチャンネルからのコンテンツを含むエリアを置き換えられるようになります。
- 上記さん番目の画像の通り、復元したいエリア周辺にベクターマスクを描画します。
サイドバーコントロール
- 反転: 選択された色の範囲を保持する(デフォルト設定)か削除するかを切り替えます。