マスクはあるレイヤーの特定の部分を選択するために使用され、レイヤーの一部分だけを見えるようにしたり、エフェクトにより影響されるエリアを制限したりします。異なる種類のマスクが利用できることで、必要とする結果に対して最適なオプションを選択できます。マスクには6種類あります:

レイヤーマスク VS. エフェクトマスク

VEGAS Imageの主マスクコントロールはレイヤーレベルで終了し、あらゆるレイヤーにマスクを適用してレイヤーのどのエリアが見えるかをコントロールできます。ただし、マスクはエフェクトレベルでも適用することができ、特定のエフェクトが適用されるエリアを制限することも可能です。マスクの基本コントロールはどちらのケースでも同じままです。エフェクトにマスクをかけることの詳細については本マニュアルのエフェクトにマスクを適用する ページを参照してください。

一般的なマスクコントロール

どの種類のマスクにも共通する一般的なコントロールはマスクコントロールパレットの上部にあります。

すべてのマスクを展開する/折りたたむ

マスクタイトルの左側にある白い三角形は現在の選択対象向けのすべてのマスクを展開または折りたたみます。三角形をクリックして2つの状態を切り替えます。

  • 展開: 設定を調整するために必要な時にいつでもコントロールを展開します。
  • 折りたたむ: コントロールが必要でない時はマスクを折りたたみ、サイドバー内のスペースを節約して、他のコントロールにアクセスするために必要なスクロールの量を制限します。

それぞれの個別マスク名の左側に同様の働きをする三角形があり、その特定のマスクのコントロールを折りたたむか展開するかを切り替えられます。

表示モードメニュー

マスクセクション上部の表示モードメニューはキャンバス上でマスクがどのように表示されるかをコントロールします。 メニューは現在選択されているオプションを表示し、そのデフォルト設定は[適用]です。つまり異なるオプションが選択されていればメニューの外見は変化しますが、その場所は変わりません。

  • 適用: 画像の現在の状態に適用された後のマスクの最終結果を表示します。
  • 置換: マスクをその他の調整前に適用するため、既存の透明度データがある場合はマスクの形で置き換えられます。
  • 表示: 実際のマスクそのものをグレースケールで表示し、レイヤーコンテンツを非表示にします。透明度の範囲はすべてカバーされ、完全に透明なエリアが黒、完全に不透明な部分が白として示されます。
  • オーバーレイ: レイヤーの上から透明な赤でマスクをレンダリングし、レイヤーコンテンツとマスクが両方見えるようにします。
  • すべてを無効化: すべてのマスクを無効化して、ソース画像を見られるようにします。

新規マスクの作成

プラスアイコンをクリックすると新規マスクメニューが開き、追加したいマスクの種別を選択できます。

マスクの有効化/無効化

各マスクはマスク名のすぐ左側にある正方形のトグルボタンを使用して有効化、無効化できます。

  • 有効: 青い正方形はマスクが有効化され、レイヤーまたはそれに適用されたエフェクトにアクティブに影響を及ぼしていることを示しています。
  • 無効: 暗い灰色の正方形はマスクが無効化され、影響しないことを示しています。

Boolean演算子

マスクの右側にあるの3つのBoolean演算子はマスクリスト内でその下に来るマスクとそのマスクがどのように相互作用するかをコントロールします。オプションをクリックすれば直ちにアクティベートできます。

  • 結合: 前のマスクと現在のマスクのコンテンツ全体が表示されます。
  • 減算: 前のマスクと重なる現在のマスクのエリアが削除されます。
  • 交差: 現在のマスクが前のマスクと重なるエリアのみが表示されます。

マスクの操作

マスクの使用について詳細は本マニュアルの以下のページに掲載されています。必要なマスクの種類を説明する適切なページを選択します。

すべての種類のマスクが透明度の全範囲をサポートしますが、イメージアルファマスクはその画像のアルファチャンネルに組み込まれた透明度に依存します。各種マスクは本マニュアルの独自ページに説明されています。各種マスクの結果をお見せするため、グリーンスクリーン画像を色付きのソリッドレイヤー上に配置した以下の画像例を使用します。

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