電源の選定について
MotionLinx-Ai グループの電源にかかる電流負荷は、選択した モータータイプ によって変わります。使用可能な各 モータータイプ は定格トルクおよび最大回転数でモーター消費される定格電流に関連しています。また各 モータータイプ にはモーター初回始動時に一定時間使用可能な許容電流もあります。その電流値と始動時間は以下の表の通りです。
|
ECO |
ECO + |
BOOST |
BOOST 8 |
最大回転数での定格トルクにおける モーターポートあたりの 電源負荷 |
2.5 A |
4.1 A |
3.5 A |
3.5 A |
モーター始動時の モーターポートあたりの 電源負荷 |
3.0 A |
4.1 A |
5.0 A |
8.0 A |
モーター始動時間 |
5.0 sec |
N/A |
1.5 sec |
3.0 sec |
*表示されている電流値は モーターポート 毎の値であるため、 MotionLinx-Ai で両方のモーターポートを使用している場合、そのモジュール電源が受ける電流負荷は表示の値の 2倍 になります。
*電流値は定格回転数および定格トルクでの値です。モーターが定格トルクを必要としない場合は、電流値は小さくなります。
*モータータイプ選定の詳細については、 MotionLinx-Ai のSDO構成の章 をご参照ください。
!本書はユーザーがアプリケーションの搬送条件に基づくパルスローラへの必要印加電流を理解した上で、ユーザーあるいは設置者が適用される全ての規格と規範に基づいて、適切なサイズでのDC24V 電源の供給と配線を行うことを前提として、かつ機器のアース接地に関しても適切な方法に従ってなされることを想定しております。全ての電源装置の「DCコモンまたはマイナスコモン」 は、常に接地接続されるべきであり、電源装置のサイズと接地方法が不適切な場合、予期せぬ結果をもたらすことになります。