MotionLinx とTwinCATの接続/ MotionLinx データオブジェクト /

MotionLinx-IOのSDO

構成 SDO – インデックス0×4000

センサー極性

　この SubIndexは InOrOut SubIndex で入力として設定されたピンにのみ使用されます。このSubIndex 内のピンの対応するビットが0の場合、送信 PDO0 – オブジェクト0×1A00 SubIndex SensorInputsで見られるピンのデータの論理状態は、ピンの電気信号の論理状態と一致します。このSubIndex 内のピンの対応するビットが1の場合は、 送信 PDO0– オブジェクト0×1A00 SubIndex SensorInputs で見られるピンのデータの論理状態はピンの電気信号の論理状態と反転します。
　これはマスターコントローラーのプログラマーに対する便宜のために提供されています。例えば、マスターコントローラーは、光電センサーが「ブロック」されている時に電気信号がONになるように、再利用可能なコードやルーティンを持つことができます。特定のモジュールについて、「ブロック」されている時の電気信号がOFFになる光電センサーに接続する必要があるとします。この入力を使用する各々全ての場所でプログラムのロジックを修正する代わりに、このSDOレジスタで論理極性を変更するだけで完了できます。
　このSubIndexは指定したピンのLEDインジケーターステータスをも制御することにご注意ください。LEDの状態はピンの論理状態と一致します。例えば、デフォルトでは左センサー入力が通電すると、対応するLEDが緑色に点灯し、 送信 PDO0 – オブジェクト0×1A00 SubIndex SensorInputs のビット4が1になります。SDOのSensor Polarityレジスタのビット4を設定すると、左センサー入力が通電した時に 送信PDO0 – オブジェクト0×1A00 SubIndex SensorInputs のビット4が0になり、対応するLEDが消灯します。

出力極性

　この SubIndexは InOrOut SubIndex で出力として設定されたピンにのみ使用されます。このSubIndex 内のピンの対応するビットが0の場合、マスターコントローラーが 受信PDO0 – オブジェクト0×1600 SubIndex Outpurs の出力でピンの論理状態を設定すると、ピンの電気信号の論理状態と一致します。このSubIndex 内のピンの対応するビットが1の場合は、そのピンの電気信号は論理状態と反転します。

!電源投入時、I/Oピンは全てデフォルトで入力になっています。これらの入力ピンは NPN/PNP自動検出であるため、回路上には最大2mAのリーク電流を発生させる電圧(最大12V) が存在します。特定のピンを出力として使用する場合、モジュールの起動とマスターコントローラーとの間に時間遅延が発生することがあります。この時間遅延の間にピンに接続されたデバイスがある場合は、自動検出回路の電圧とリーク電流を受ける可能性があります。