本マニュアルについて
本マニュアルの目的
このマニュアルの目的は以下の通りです。
- モジュールで使用可能なコンポーネントとポートの特定
- 適切な設置及び配線のガイドライン提示
- 基本的なモジュール間接続の例の掲示
- TwinCATソフトウェアツールの紹介と、パラメータの設定および変更方法の説明
本マニュアルの使用対象者について
このマニュアルはSenergy Ai モーターおよび/またはデジタルI/O付 MotionLinx-Ai を搭載した MotionLinx-IO を実装するために、基本的な製品情報と簡単なアプリケーション手順を必要とするユーザーを対象としています。
使用者は電気回路の基本的な理解とリレーロジック、BLDCモーター等に精通していることが求められます。そうでない場合は、本製品を使用する前に適切なトレーニングをお受けください。
記号の意味について
!この記号は、正しい使用方法を守り、危険や誤使用、または予期しない結果になることを避けるために特に注意する必要があることを示します。
*この記号は、本書に記載された製品およびソフトウェアを正しく使用するための重要な指示と注意、その他有用な情報であることを意味します。
*MotionLinx-Ai/MotionLinx-IOのモジュールポートにおける「左」「右」の命名は、本体の前面を正面に見たときの左右を基準としています。
これは、**コンベアでの搬送方向(製品の流れ)**を指す「左」「右」とは異なりますので、ご注意ください。コンベアにおいては、製品の搬送方向は「上流(upstream)」および「下流(downstream)」という言葉で示されます。
重要な使用上の注意
!モジュールにはESD(静電気放電)に敏感な部品とコンポーネントが含まれており、設置、テスト、サービス、交換時には、静電気制御の予防措置が必要となります。
ESDの制御手順に従わない場合、コンポーネントの破損につながる恐れがあります。静電気制御の手順に慣れていない場合は、該当するESD保護ハンドブックを参照ください。
基本的なガイドラインは以下の通りです。
• 潜在的な静電気を放電させるため、接地している物体に触れる。
• 承認された接地用リストストラップを着用する。
• 部品台板上にあるコネクタやピンに触れない。
• 装置内の回路部品に触れない。
• 静的安全なワークステーションがある場合はそれを使用する。
• 使用しない時は、静電気に配慮した適切な梱包材で機器を保管する。
!本書に記載されている製品の用途は多岐にわたるため、本制御機器の提供及び使用について責任を有する者は、各アプリケーション及び使用方法が、全ての性能と安全要件(法律、規制、コード、基準を含む)を満たしていることを保証するために必要な全手段が講じられているかを確認する必要があります。
!本書に掲載されているイラスト、チャート図、サンプルプログラム、レイアウト例はあくまで一例です。
実際に使用される場合には様々な条件や制約があるため、Pulserollerは本書記載例に基づく実際の使用については、責任もしくは法的責任(知的財産権に関するものを含む)を負うものではありません。
!本書の内容の全部または一部を、Pulserollerの書面による許可なく複製することは禁止されています。
本マニュアルに含まれないもの
!システムアプリケーションは多岐にわたるため、本マニュアルではユーザーとアプリケーションエンジニアにより、想定されるモーター負荷と動作デューティ比に応じて配電容量が適切に設定された場合を前提としています。電源の選定に関する推奨事項については、コンベア機器及びモーターローラーメーカーの説明書を参照してください。
お問い合わせ先
Technical Support North & South America: support@pulseroller.com
Sales Support North & South America: sales@pulseroller.com
Technical Support Global: global_support@pulseroller.com
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