MotionLinx とTwinCATの接続/ MotionLinx データオブジェクト /

MotionLinx-Ai受信PDO


MotionLinx-Ai には3つの受信PDOがあります。これは MotionLinx-Ai から受信するマスターコントローラーからのデータです。

受信PDO0 – モーター設定(オブジェクト0×1600)

サブインデックス インデックス データタイプ データ詳細
SubIndex 1
Motor Control Left
Index 0×2000
SubIndex 0
SINT ビット0:
  ON=実行コマンド
   OFF=停止コマンド
ビット1:
   OFF = 設定方向に回転
   ON = 設定方向とは逆方向に回転
SubIndex 2
Motor Control Right
Index 0×2000
SubIndex 0
SubIndex 3
Motor Speed Left
Index 0×2001
SubIndex 0
INT モーター回転数を設定する整数値
   • パルスローラの場合はmm/秒単位
   • PGDの場合はモーターRPM単位
SubIndex 4
Motor Speed Right
Index 0×2001
SubIndex 0
SubIndex 5
Motor Brake Mode Left
Index 0×200F
SubIndex 0
SINT モーターのブレーキ方式を設定する整数値
   • モーターブレーキ方式チャートを参照
SubIndex 6
Motor Brake Mode Right
Index 0×2010
SubIndex 0

モーター電気ブレーキ方式チャート

ブレーキ方式 詳細
0 Normal 制御装置がローターを減速して停止させると、モーターコイルは内部で接続される。ローターの永久磁石の力とギアボックスの機械的慣性により、ローターは所定の位置に保持される。これはパルスローラの業界標準の保持ブレーキ方式で、短絡またはシャントと呼ばれる。 Normal は全てのパルスローラ制御モジュールの工場出荷時のデフォルト設定である。
1 Free 制御装置がローターを減速して停止させると、モーターコイルは内部で非接続にされ、機械式ギアボックスの慣性だけでローターを所定の位置に保持する。
2 Servo 制御装置がローターを減速して停止させると、処理装置はホール素子センサーのステータスを記録する。ホール素子センサーのステータスがローターの位置の変化を示して変化した場合、制御装置は適切な順序でモーターコイルに電流を流し、ローターを元の停止位置に戻す。


受信PDO1 – モーターランプ(オブジェクト 0×1601)

サブインデックス インデックス データタイプ Data Description
SubIndex 1
Motor Acceleration Left
Index 0×2003
SubIndex 0
INT モーター回転数を設定する整数値
   • パルスローラの場合はmm/秒単位
   • PGDの場合はモーターパルスの値
SubIndex 2
Motor Deceleration Left
Index 0×2004
SubIndex 0
SubIndex 3
Motor Acceleration Right
Index 0×2005
SubIndex 0
SubIndex 4
Motor Deceleration Right
Index 0×2006
SubIndex 0


受信PDO2 – サーボ/周辺(オブジェクト0×1602)

サブインデックス インデックス データタイプ Data Description
SubIndex 1
Servo Control
Index 0×2007
SubIndex 0
INT ビット0:リセットコマンド 左モーター
   0~1=現在位置を「0」に設定
ビット1:サーボ実行コマンド 左モーター
   1=現在位置の値からSet Motor Servo Left
    SubIndexの値までモーターを動作させる
ビット8:リセットコマンド 右モーター
    0~1=現在位置を「0」に設定
ビット9:サーボ実行コマンド 右モーター
     1=現在位置の値から Set Motor Servo Left
     SubIndex の値までモーターを動作させる
SubIndex 2
Set Motor Servo Left
Index 0×2008
SubIndex 0
INT 次のサーボ実行コマンドの位置に移動するための符号付き整数値 左/右モーター
   • パルスローラの場合はmm単位
   • PGDの場合はモーターパルスの値
   • 有効値は-32767 ~ +32767
SubIndex 3
Set Motor Servo Right
Index 0×2009
SubIndex 0
SubIndex 4
Set Sensor Port Pin 2 Outputs
Index 0×2011
SubIndex 0
Byte センサーポートの両方またはどちらか一方が出力として設定されている場合、この数値はそのデジタル状態を制御する。
   0=両方オフ
   1=左センサーポートピン2のみ通電
   2=右センサーポートピン2のみ通電
   3=両方通電
SubIndex 5
Clear Motor Error
Index 0×2012
SubIndex 0
Byte どちらか一方または両方のモーターポートのエラーを解消するための数値
   0~1=モーターエラーの解消
モーターエラーが存在する場合、モジュールはエラー解消のために0から1への移行を確認しないといけない。定値1を維持し続けても、モーターエラーが発生した場合は自動的に解消されない。