タイムライン上のすべてのレイヤーには、複数の共通コントロールがあります。

レイヤーの展開

矢印アイコンを使用して、タイムラインのレイヤーを展開すれば詳細を表示できます。必要な詳細をすばやく見つけることができるように、各レイヤーにはサブグループが含まれています。トラック、マスク、エフェクト、および変換データはすべて個別にグループ分けされています。

レイヤーの中には別のグループがあるものもあります。例えば、3Dレイヤーには、3D照明の動作を調整するためのマテリアルグループが含まれています。

カスタマイズ設定

レイヤーの設定は、タイムラインまたはコントロールパネルで調整できます。コントロールパネルには、現在選択されているレイヤーが表示されます。タイムラインまたはコントロールパネル内のグループまたはプロパティをダブルクリックすると、他のエリアで開きます。

レイヤープロパティ

すべてのレイヤーには、レイヤープロパティグループが存在します。利用できる具体的なオプションは、レイヤーのタイプによって異なります。一般的なオプションは次のとおりです:

  • 可視性 :レイヤーを表示または非表示にします。レイヤーをエクスポートで実際に表示することなく、他のレイヤーやエフェクトの参照として使用できます。
  • ミュート :レイヤーにオーディオが含まれている場合「ミュート」オプションが表示されます。ボックスにチェックマークを入れると、レイヤーに含まれるすべてのオーディオがミュートされます。
  • 表示 波形:オーディオを含むレイヤーの場合、このオプションを有効にするとタイムラインに波形が表示されます。
  • サイズ :レイヤーを2Dと3Dの間で切り替えます。埋め込まれているコンポジットショット、3Dモデル、およびパーティクルシミュレータにも3D展開オプションがあります。
  • 配置 :さまざまな自動配置オプションを提供します。 モーションパスに沿う モーションに応じてレイヤーを配置します(矢印形状など、レイヤーに明確な「前面」が定義されている場合に有効です)。 ターゲット位置の方向 レイヤーを空間の指定されたポイントに向けて配置します。 レイヤーの方向 レイヤーを指定されたレイヤーに向けて配列します。
  • ブレンド :レイヤーを下のレイヤーにブレンドする方法を変更します。
  • モーションブラー :レイヤーのモーションブラーをアクティベートします。
  • ペアレント :レイヤーの変換を別のレイヤーにリンクします。通常、レイヤーの変換はシーンの中心に対して相対的になります。ペアレント化するとこれが変更され、レイヤーの変換が選択したペアレントに対して相対的になります。
  • 深度マップを含む :コンポジットショットの深度マップを生成する時にレイヤーを含めるか除外します。コンポジットショットが別のタイムライン上に3D展開レイヤーとして存在する場合に重要です。
  • 深度ソースレイヤー :3Dモデルまたは3D効果の場合、コンポジットショット内の別のレイヤーを深度マップのソースとして選択します。深度マップはマスクのように機能し、レイヤーは 深度マップの情報よりもカメラに近い場所にある場合のみレンダリングされます。
  • プロモートライト :ライトを含む埋め込み3Dコンポジットショットで、このオプションを有効にすると、ライトが親コンポジットショットの3Dレイヤーに影響を与えます。

レイヤー順序の変更

複数のレイヤーを作成したら、レイヤーリスト(タイムラインの左側)で上下にドラッグすることで並べ替えることができます。

Ctrlキーを押しながらクリックするか、Shiftキーを押しながらクリックすると、複数のレイヤーを選択して同時に移動できます。

  • 連続レイヤーの選択: 複数の連続レイヤーを選択するには、最初のレイヤーをクリックしてから、*Shiftキーを押しながら最後のレイヤーをクリック*します。間にあるすべてのレイヤーが選択に含まれます。
  • 非連続レイヤーの選択: 複数の非連続レイヤーを選択するには、最初のレイヤーをクリックしてから、追加するレイヤーを1つずつ*Ctrlキーを押しながらクリック*します。クリックしたレイヤーのみが選択されます。

レイヤーの表示

表示アイコンを使用すれば、任意のレイヤーをいつでも表示または非表示にすることができます。

レイヤーを非表示にしても、そのプロパティに影響を与えることはありません。

非表示のレイヤーは ビューア に表示されず、エクスポート もに含まれません。
非表示のレイヤーは、他のエフェクトのソースレイヤーとして使用できます。

サイズモード

タイムラインのレイヤーは、2D、3Dプレーン、3D展開の3つの状態に設定できます。各レイヤーで使用できる状態は、レイヤーの種類によって異なります。例えば3D展開は、埋め込みコンポジットショットや3Dモデルなどの3Dコンテンツを含むレイヤーでのみ使用できます。

  • 2D: When set to *2D*に設定すると、レイヤーのコンテンツはフル3Dで機能しますが(例えば、3Dオブジェクトを中心にカメラを周回させることは可能)、レイヤーをレンダリングした結果は2Dエレメントとなります。したがって、3Dレイヤーとタイムライン上の他のレイヤーとの相互作用は、レイヤースタック内の位置のみによって決定されます(Z深度はファクター外となります)。
  • 3Dプレーン: 3Dプレーンは、レイヤーの2Dバージョンを取得し、3D空間内の3Dプレーンとしてレンダリングします。ビデオ、画像、およびプレーンの場合、これは平らな1枚のカードを持っているようなものです。3Dオブジェクトとパーティクルシミュレーションは、窓から3Dのシーンを見るようなものです。3Dプレーンは3D空間に存在しており、その相互作用は3D空間での位置によって決まります。3Dオブジェクトとパーティクルシミュレーションの場合、3D空間に存在するのはフラット 3Dプレーン であり、プレーンのコンテンツではないいことに注意してください。
  • 3D展開: 3Dコンテンツを3D空間に直接レンダリングします。複数の3D展開されたレイヤーが、3D空間で互いと正確に相互作用します。これは統合された3D空間であり、強力な相互作用が可能です。例えば、レイヤリング技を使うことなく、3Dモデルヘリコプターのコックピットの中に、グリーンスクリーンにいる俳優を直接配置することもできます。

ペアレント化

レイヤーリストの右側にあるメニューは、レイヤーをペアレント化するためのものです。メニューには、現在のコンポジットショットにあるすべてのレイヤーがリスト表示されており、この中から選択したレイヤーのペアレントとレイヤーを選択できます。

レイヤーをペアレント化すると、「ペアレント」レイヤーから変換ソースを取得します。ペアレントレイヤーを動かすと、「チャイルド」レイヤーも動きます。

ペアレントレイヤーから既に適用された変換の上で、チャイルドレイヤーを変換することもできます。チャイルドはペアレントに対してそ相対的に変換されます。

ペアレント化されていないレイヤーは、2Dまたは3Dシーンの中心を原点(0,0,0)として使用します。ペアレントレイヤーは、そのペアレントの変換設定を原点として使用します。

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