解析目的の設定画面では、以下の項目を設定します。
解析目的の設定画面は大きく「基本設定」と「詳細設定」の2つに分かれます。
解析単位(基本設定メニュー1行目)
解析する単位を設定します。
たとえば「『会員ID』ごとの『売り上げ金額』の解析」であれば、解析単位は『会員ID』になります。
解析単位は下記の条件に合致した場合にのみ設定可能です。
①データ型がID型である
②各分析対象データの1行を一意に特定するキー(ユニークキー)をもつ
③データ関係図画面を保存している
※解析単位の対象テーブルが10レコード未満だと分析を実行することができません。
解析対象(基本設定メニュー2行目1列目)
解析する対象を設定します。
あるカラムの量的数値に関する傾向を解析する場合は、解析対象にそのカラム名を設定します。(目的変数が量的変数)
たとえば「『会員ID』ごとの『売り上げ金額』の解析」であれば、解析対象は『売り上げ金額』になります。
また、ある事象とそれ以外の事象の違いについての解析であれば、解析対象にその事象のカラム名を設定します。(目的変数が質的変数)
たとえば「『会員ID』ごとの『居住区』が『東京』と『東京以外』の違いの解析」であれば解析対象は『居住区』になり、次の解析課題で『東京』を選択します。
※目的変数=アウトカム
※解析対象は、解析単位と同じテーブルか、解析単位のあるテーブルとリレーションしているテーブルの中から選択できます。
解析課題(基本設定メニュー2行目2列目、3列目)
解析対象の問題点を選択します。
【目的変数が量的変数の場合】
解析単位と解析対象が別テーブルの場合は「合計」「件数」「平均」から選択できます。
解析単位と解析対象が同一テーブルの場合は「値自体」のみ選択できます。
【目的変数が質的変数の場合】
解析単位と解析対象が同一テーブルの場合は解析対象の具体的な値から選択できます。
解析単位と解析対象が別テーブルの場合は具体的な値もしくは「件数」から選択できます。
その後、選択した値が「高い」ことが問題なのか、「低い」ことが問題なのかを選択します。
「詳細設定」では「基本設定」に加えて、より細かなデータ選択条件や、作られる説明変数の種類を選択出来ます。
分析対象データのフィルタリング
分析用データ作成時に対象となるデータのフィルタリングが行えます。
任意のカラムが1つ選択出来、そのカラムの型に応じてフィルタリングの方法が提示され、最大五つまで設定できます。
例えば数値型カラムを選択した場合には、そのカラム値がある範囲にあるかどうかを選択する為のメニューが提示されます。
文字列型のフィルタリングの場合、設定するカラムのユニークな件数が、分類型しきい値(説明変数化)の設定値以下の場合にのみ設定可能です。
説明変数化対象の設定
分析時にどのような型の説明変数を作成するかを設定できます。例えば分析するデータが単月のデータであれば「年別」や「月別」の分析は不要です。dataDiver の分析時間はどの程度の説明変数を作るかで左右されますので、不必要な説明変数を作らないように、適切な説明変数化対象の設定が必要になります。
※カスタム設定はひとつの分析設定でのみ適用され、各分析でのカスタム設定の共有はできません。
このトピックへフィードバック